心の中で思っていることや計画を表す言葉には「腹積もり」や「思召し」があります。
この記事では、「腹積もり」と「思召し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「腹積もり」とは?
「腹積もり」とは心の中に存在する計画や予定を表す言葉です。
この言葉に使われている「腹」は身体の器官以外にも心や考えという意味でも使われています。
「腹積もり」はよい計画から悪い計画などにも使うことが可能であり、色々な場面で使われています。
「腹積もり」の類義語には「算段」や「魂胆」があり、意図的な計画や悪事に対して使うことが可能です。
「思召し」とは?
「思召し」は「おぼしめし」と読む言葉であり、物事に対する考えや思いを表す時に使います。
「思召し」はこのような思っていることを丁寧に表す時に使う言葉であり、ご意向やお考えという意味で使うことが可能です。
「思召し」は相手を敬っている時に使う言葉であり、こちらは「神の思召し」という風にも使われています。
「思召し」はこれ以外にも金額を相手に任せることや異性に対する恋心を表す時にも使います。
「腹積もり」と「思召し」の違い
この2つはどちらも心の中で思っていることを表す言葉です。
「腹積もり」は計画や予定に対して使われる言葉であり、「思召し」は考えや思いを表す時に使います。
「思召し」は敬語表現として使われます。
「腹積もり」の例文
・『大臣の腹積もりについて不信感があるので、スパイを使って調べることにしました』
・『カフェに行く腹積もりだったのでしょうが、今日は特別な日なのでレストランに連れていってください』
「思召し」の例文
・『これこそ神の思召しと思いこんだ信者がどんどん教会に訪れました』
・『王様の思召しはこの危機に対して理解に富んだものであり、早速様々な対策が開始されました』
まとめ
「腹積もり」は心の中の計画や予定を表す言葉であり、「思召し」は心の中の考えや思いを表す言葉です。
