この記事では、「所業」と「仕業」の違いを分かりやすく説明していきます。
「所業(しょぎょう)」とは?
「所業」とは、「行い」を意味する言葉であり、とりわけ、「好ましくない行為」のことを指します。
「所業」の類義語には「行動(こうどう)」や「行為(こうい)」、「所為(しょい)」や「言動(げんどう)」、「振る舞い」、そして、後述する「仕業(しわざ)」などがあります。
「所業」の使い方
「所業」は名詞として使われており、「行い」でも、とりわけ「好ましくない行い」に対して使われています。
「仕業(しわざ)」とは?
「仕業」とは、「行い、とりわけ、咎められるような行為」や「習わし」、「いつものこと」を意味する言葉です。
「仕業」の類義語には先述した「所業」をはじめ、「所為(しょい)」や「行為」などがあります。
「仕業」の使い方
「仕業」は名詞として使われており、「行い」でも、とりわけ「好ましくない行い」に対して使われています。
「所業」と「仕業」の違い
「所業」と「仕業」はどちらも「行い」、その中でもとりわけ「好ましくない咎められるような行い」という意味合いで用いられている言葉です。
同じような意味を表すことから2語は類義語の関係に当たると言えます。
「所業」の例文
・『目に余る所業に対して、周囲から批判の声が続々と上がった』
・『このトラブルの原因はきっと彼の所業に違いない』
「仕業」の例文
・『これらのパソコンのエラーの原因は全て、周辺機器の初期不良による仕業だったようだ』
・『庭が荒らされていたのは、飼い主が逃がして野生化した動物の仕業だった』
まとめ
「所業」は「行い」、その中でもとりわけ「好ましくない行為」のことを指す言葉です。
そして、「仕業」とは、「行い、とりわけ、咎められるような行為」や「習わし」、「いつものこと」という意味を含める言葉でした。
同じような意味を表すことから、2語は類義語の関係に当たると解釈できます。