この記事では、「良い経験」と「有益な経験」の違いを分かりやすく説明していきます。
「良い経験」とは?
ひと言で「良い経験」と言っても、その内容は様々です。
楽しかった経験、満足することができた経験、達成感のある経験、成功した経験、時には失敗した経験も「良い経験」と言い表すことがあります。
このように、ひと言で「良い経験」と言っても人によって「良い経験」と思える内容は異なります。
「有益な経験」とは?
「有益な経験」の「有益」には、利益があること、ためになること、といった意味があります。
つまり、「有益な経験」とは、単に楽しかった経験ではなく、その経験によって利益があったこと、ためになったこと、を意味します。
「良い経験」と「有益な経験」の違い
「良い経験」と「有益な経験」の違いを、分かりやすく解説します。
「良い経験」と「有益な経験」の関係において、「良い経験」が必ずしも「有益な経験」とは限りません。
「良い経験」の場合、利益がないような経験、価値がなかったような経験でも、その経験を楽しかった、満足することができた、と思えば、「良い経験」となります。
しかし、「有益な経験」の場合は違います。
「有益な経験」ということができるためには、利益や価値がなければなりません。
自分にとって、その経験が自分にとって利益や価値があった場合のみ「有益な経験」ということができます。
その点にこの2つの言葉の違いがあります。
「良い経験」の例文
・『この夏休みは子どもたちにたくさんの良い経験をさせることができた』
・『若いころ失敗した経験は今となっては良い経験だったと思う』
「有益な経験」の例文
・『夏休みに参加した合同練習は私にとって非常に有益な経験となりました』
・『大勢の人の中に入って学んだことは僕にとって有益な経験でした』
まとめ
以上のことから、決して、「良い経験」と「有益な経験」が同じとは言えません。