もうすっかり見ることができなくなりましたが、昭和の時代には、任侠の世界を描いた映画や映像作品、小説などがわりと存在していました。
その中で特徴的な場面といえば賭博場で、丁半ばくちをおこなう姿です。
この記事では、「丁」と「半」の違いを分かりやすく説明していきます。
「丁」とは?
「丁」とは、「丁半ばくち」とよばれている賭け事で、コップ上のツボに入れた2つのサイコロが出た目を合計した数字の結果によって当たりはずれを決めるものです。
そのうち「丁」といえば、目の合計が偶数の時を示します。
では、なぜ偶数を「丁」というのかといえば、2で「丁度」わりきれるからだというのが通説になっています。
「半」とは?
この記事で扱っている「半」とは、前述のように「丁半ばくち」で結果を示す決め事としての呼び名の「半」であり、2つのサイコロの目の合計が奇数の時に「半」がコールされます。
なぜ、奇数が「半」なのかといえば、2で割ると「半端」がでるからというのが通説です。
「丁」と「半」の違い
「丁」と「半」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの文字は、ここまで説明してきたように2つのサイコロの目の合計を当てる賭けごとに使用される呼び方ですが、その違いは極めて明確で、サイコロの目の合計が3、5、7、9、11という奇数の場合が「半」、2、4、6、8、10、12の偶数の目の時が「丁」です。
その意味ではそれ以外の違いはありません。
まとめ
この記事ではばくちで有名な「丁」と「半」の違いについて説明してきました。
前述のとおり、今ではすっかり見るチャンスもなくなってしまったこのサイコロによる賭けですが、姿をかえて様々な形で残っています。
その一つがスマホのオンラインゲームで最も有名で、サービス提供者は最も稼ぐことができるという「ガチャ」でしょう。
より価値のある品物を求めて偶然に左右される賭けに課金する姿は、丁半ばくちに金をかけることと同じとも言えます。