魚の名前には面白いものがたくさんありますが、その中でも有名なものが「オジサン」というものです。
それでは、この「オジサン」とはどういう意味でしょうか。
また、「ヒメジ」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ヒメジ」と「オジサン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヒメジ」とは?
「ヒメジ」とは、ヒメジ科ヒメジ属の海水魚のことで、アゴの下に1対のヒゲがあることで有名なものです。
「ヒメジ」という名前は、見た目の鮮やかさから「姫」に魚によくつけられる接尾語の「じ」をつけたものです。
「オジサン」とは?
「オジサン」とは、ヒメジ科ウミヒゴイ属の海水魚のことで、やはりアゴの下に1対のヒゲがあります。
分類名にもあるように、全体の見た目は「コイ」に似ています。
名称の「オジサン」は、ヒゲが生えているところが「おじさん」のようであることからつけられたものです。
「ヒメジ」と「オジサン」の違い
「ヒメジ」と「オジサン」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、ヒメジ科に属するヒゲがあり見た目も似ている海水魚であることは同じですが、そもそも種類が違う魚のことです。
「ヒメジ」というのは分類上ではかなり大きなカテゴリーなので、ここでは属レベル名称としての「ヒメジ」を対象にします。
この2つの違いを簡単に説明すると、全体が薄い赤色で、細長い体型でヒレも若干小さいのが「ヒメジ」であり、全体が濃い赤色で、ずんぐりした体型で、ヒレが大きいのが「オジサン」ということになります。
もちろん、前述のように分類学以上の属も違います。
また、生息地も違い、「ヒメジ」が主に砂地であるのに対して、「オジサン」は浅い岩礁です。
まとめ
この記事では、「ヒメジ」と「オジサン」の違いを、解説してきました。
「オジサン」といえば、その名称から有名になりましたが、実は高級魚として認知されている美味しい魚であることもこの機会に知っておくことも重要でしょう。