その時代における人々が好きなものや好みを表す言葉には「流行り」や「時好」があります。
この記事では、「流行り」と「時好」の違いを分かりやすく説明していきます。
「流行り」とは?
「流行り」とは特定の時代にあるものが広く伝わることや人気になることを表す言葉です。
「流行り」は「流行」と書くことが可能であり、こちらはオシャレな衣服や面白いテレビ番組、映画、漫画など様々なものが存在します。
「流行り」の反対語は「廃り(すたり)」であり、この2つを合わせた「流行り廃り」もよく使われています。
「流行り」は英語で“trend”であり、カタカナ語であるトレンドも色々な場面で使うことが可能です。
「時好」とは?
「時好(じこう)」とはその時代の流行や世間一般が好むものを表す言葉です。
「時好」はやや硬い表現であり、基本的には流行の方が使われます。
「時好」の同音異義語には「時候」がありますが、こちらは四季の気候や暑さ寒さを表す時に使う言葉です。
「時候」は季節の挨拶を表す時にも使う言葉であり、こちらは時候の挨拶と呼ばれています。
「流行り」と「時好」の違い
この2つはどちらもその時代にあるものが広く伝わることや人気になることを表す言葉です。
この2つの類義語には「流行」があり、こちらも色々な場面で使われています。
「流行り」の例文
・『流行りのファッションは比較的低価格帯のものを使っているので、お手軽にオシャレになれるのがいいですね』
・『流行りのゲームをプレイしてみましたが、しっかりとしたアクション要素がとても楽しくて流石だなと思いました』
「時好」の例文
・『若者の時好を調べるように言われたので、早速調査しに行きました』
・『時好に投じた電子書籍は大ヒットしました』
まとめ
「流行り」や「時好」は時代に特定のものや広く伝わることや人気になることを表す言葉であり、世間一般の大多数が好むものを示します。