「流されやすい」と「定まらない」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「流されやすい」と「定まらない」の違いとは?違い

この記事では、「流されやすい」「定まらない」の違いを分かりやすく説明していきます。

「流されやすい」とは?

「流されやすい」とは、「あるものを簡単に流すことができる」という意味が転じて「方針や考え方などがすぐに変わってしまう」さまを示す言葉として使われています。

「他人の意見に左右されやすい」ないし「自分をもっていない」などという意味合いで用いられている語句で、「首尾一貫しない」もしくは「意見が二転三転する」などという語句と同じような意味合いで用いられています。


「定まらない」とは?

「定まらない」とは、「自分の考えや主張などが一定ではない」または「言っていることに一貫性がない」などという意味合いで用いられています。

「意見や方向性などがたびたび変わる」ないし「しまりがない」などというニュアンスで使われており、「脈絡(みゃくらく)なく」あるいは「気まぐれな」などという語句と似たような意味をもつ表現として使われています。


「流されやすい」と「定まらない」の違い

「流されやすい」「定まらない」は、どちらも「意見や考え方などが変わりやすい」などという似たような意味合いで使われている文言です。

しかしながら「他人に影響を受けやすい」というニュアンスを含む「流されやすい」と、他人に関係なく「自分で決めることが難しい」というニュアンスの「定まらない」では実際の意味合いは異なっていると言えます。

「流されやすい」の例文

・『人の意見に流されやすいのが私の短所です』
・『流されやすい性格の人は柔軟な考えをもっているとも言えます』

「定まらない」の例文

・『第一志望校が定まらないので先輩の話をじっくり聞いてみます』
・『いつまでも定まらない態度や意見は他人を疲れさせます』

まとめ

「流されやすい」「定まらない」は、どちらも「考えを簡単に変えてしまう」などという意味合いで使われている文言です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながらうまく使い分けるようにしましょう。

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