この記事では、「ご助言」と「ご助力」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ご助言」とは?
「ご助言」とは助けになるような意見の敬語表現です。
所謂アドバイスを指す言葉が助言であり、それを尊敬語にした言葉がご助言になります。
助言という表現自体目上の相手から目下の相手にするものという意味合いを込めてアドバイスと使い分けされているので、目上の人に言葉で助けてもらったことを敬語で表現した言葉と言えるでしょう。
ただしご指導などの他の言葉で言い換えられることが多いので、同じ類の言葉と比べると目にすることの少ない言葉ではあります。
「ご助力」とは?
「ご助力」とは助けになるよう力を貸してもらうことの敬語表現です。
手助けのように協力してもらったり力を貸してもらうことが助力であり、それに丁寧語をつけた言葉がご助力になります。
口を出すだけでなく作業を分担してもらったり一緒に企画を進めたりというような、実務を共にしてもらったり手を出してもらうようなことに対して使う言葉です。
特に自分がメインでその仕事をしていて、誰かにそれの手伝いをしてもらったことについて使われます。
「ご助言」と「ご助力」の違い
「ご助言」と「ご助力」の違いを、分かりやすく解説します。
助けになるような意見をもらうことが「ご助言」で、助けになるよう力を貸してもらうことが「ご助力」です。
「ご助言」は口だけしか出していない場合に使われ、「ご助力」は手を貸してもらった場合に使われます。
頻度で言うと「ご助言」は他の類語に言い換えられることが多くあまり使われない言葉ですが、「ご助力」は一般的に広く使われる言葉です。
まとめ
乱暴に言ってしまえば口だけの助けが「ご助言」で、実際に手を出す助けが「ご助力」と言えます。
日本語では一文字違いで紛らわしいかも知れませんが、「ご助言」はアドバイスなのに対し「ご助力」はサポートであったりアシストだと、カタカナ語で意味を覚えると区別が付きやすいでしょう。
