「代替品」と「後継品」はそれぞれどのようなものを指し何が違うのでしょうか。
この記事では、「代替品」と「後継品」の違いを分かりやすく説明していきます。
「代替品」とは?
「代替品」とは、「ある品物の代わりになる品物」を指す言葉です。
ある品物と置き換えが可能な品物のことで、形や機能に類似性があり従来の品物に代わって使える品物を意味します。
一般的には特定の役割を代わりに果たせる品物を指し、形や機能に類似性がなくても役割として代わりになれば「代替品」です。
同じなものが代替品になるかどうかはもともと目指していた目的や用途によって異なります。
例えば検索エンジンで調べものをするならスマホはパソコンの「代替品」になりますが、パソコンでしか使えない専用ソフトの利用では「代替品」になりません。
「後継品」とは?
「後継品」とは、「すでに発売されている製品に変更を加えて新しく発売された新製品」を指す言葉です。
あるものの後を継ぐことを「後継」といい、すでに発売されている製品の後を継ぐ存在に当たる新製品を「後継品」といいます。
一般的にはすでに発売されている製品に機能付加や価格改定など何らかの変更を加えて新しく発売される新製品を指す言葉です。
製品としてのコンセプトや機能などには共通点が見られるものの新しい型番が与えられるなど製品としては別扱いになります。
基本的には前モデルに改良が加えられた新モデルを指しますが、コストダウンなどの理由により前モデルよりもスペックが下がる「後継品」も存在します。
「代替品」と「後継品」の違い
「代替品」と「後継品」の違いを、分かりやすく解説します。
「代替品」と「後継品」の違いは「共通性」です。
「代替品」は代わりとして使えるものなので元になるものと機能や形状に類似性はあるものの製品として共通性はありません。
「後継品」は同じメーカーから発売される変更された新製品なので製品のコンセプトや基本設計などに共通性が見られます。
代わりになるのが「代替品」で新しいモデルが「後継品」という区別もできます。
「代替品」の例文
・『代替品を調達する』
・『代替品で急場をしのぐ』
「後継品」の例文
・『人気モデルの後継品が発表された』
・『後継品は性能が上がり価格は安くなった』
まとめ
「代替品」と「後継品」では指しているものが全く異なります。
言葉の意味を正しく理解して区別しましょう。