この記事では、「中途採用」と「経験者採用」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中途採用」とは?
中途採用とは、就業経験がある人材を企業が採用することをいいます。
それに対して高校や大学を卒業する見込みの人を毎年同じ時期に採用することは新卒採用と呼ばれています。
中途採用は欠員がでたため補充する目的で行うこともありますし、業務の拡大や専門性の高い人材を採用する目的などで行われたりします。
即戦力として働ける能力を持った人材が採用されるのが一般的です。
「経験者採用」とは?
経験者採用とは、企業が求める職種や職務内容において経験を持つ人材を採用することをいいます。
以前は中途採用といわれていましたが、経験者採用という呼び名が使われるようになってきています。
なぜ名称が変更されたのかというと、日本経済団体連合会が2022年の定例会見で名称を見直すことを発表したからです。
「中途」という言葉にネガティブなイメージがあることや人材を通年採用する企業が増えてきたことなどが理由として挙げられます。
「中途採用」と「経験者採用」の違い
中途採用も経験者採用も、新卒以外の人材の採用で使われる言葉です。
どちらも一定の就業経験がある人材を採用することをいいます。
元々は中途採用といわれていましたが、経験者採用という名称に見直されたのです。
日本経済団体連合会では、中途採用という名称にネガティブなイメージや現在の採用活動と合わないことがあることから経験者採用という名称を推奨しています。
ただし、中途採用という言い方は広く浸透しており、経験者採用という名称よりもよく知られています。
中途採用と経験者採用は名称が変更になっただけなので、同じものを表しています。
まとめ
中途採用も経験者採用も一定の就業経験を持つ人材を採用することで、同じものです。
以前は中途採用と呼んでいましたが、現在は経験者採用と呼ばれることが増えています。