この記事では、「中抜き」と「ピンハネ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中抜き」とは?
「中抜き」は「なかぬき」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものの中を彫り削って取ること」という意味です。
2つ目は「野菜や草花を一度間引いた後、再度間引くこと」という意味です。
3つ目は「ビジネスで、生産者が、中間業者を使わず、直接小売業者や消費者と取引きすること」という意味です。
「中抜き」の言葉の使い方
「中抜き」は名詞として「中抜きする・した」「中抜き販売」などと使われます。
「中」は「空間的に仕切られた物の内側」「中央」「ものごとの間に挟まる部分」という意味、「抜き」は動詞「抜く」の連用形が名詞化した言葉で「中にあるものを引っ張って取り出す」「手順などを省いたり、それなしで済ませる」という意味、「中抜き」で「ものごとの間に挟まる部分を省いて済ませること」になります。
ビジネス用語として使われる場合、「生産者が、卸売業者などを通さず、直接小売業者や消費者と取引すること」になります。
「ピンハネ」とは?
「ピンハネ」とは、「他人へ渡すべき金品の一部を、こっそり取り出して自分のものにすること」という意味です。
ビジネスで、売買を仲介した際に、相手に渡すべき資金や代金の一部を、不正に取って自分のふところに入れることを表します。
「ピンハネ」の言葉の使い方
「ピンハネ」は名詞として「ピンハネする・した」「ピンハネ業者」などと使われます。
「ピン」はポルトガル語で「点」を表す「pinta」という語で、サイコロの目で「一」という意味、転じて「一割」「一部」などの意味になりした。
「ハネ」は動詞「撥ねる(はねる)」の連用形が名詞化した語で、「はじきとばす」から転じて「人の取り分の一部をかすめ取る」という意味、「ピンハネ」で「金品で、人の取り分の一部をかすめとること」になりました。
「中抜き」と「ピンハネ」の違い
「中抜き」はビジネス用語として使われる場合、「生産者が、卸売業者などを通さず、直接小売業者や消費者と取引すること」です。
「ピンハネ」は「はじきとばす」から転じて「人の取り分の一部をかすめ取る」という意味です。
まとめ
今回は「中抜き」と「ピンハネ」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。
