この記事では、「責め」と「攻め」の違いを分かりやすく説明していきます。
「責め」とは?
「責め」の一言で様々な意味を表現することができます。
精神的、肉体的に苦痛を与えこらしめること。
負わされた任務や責任、義務。
扇子などの端からはめて留めるたがのような輪。
洋楽などで終曲近くの高音になったり急調子になったりする部分。
横笛で強く吹いて高い音を出すこと。
このような意味が「責め」にはあります。
日常的に用いられる意味としては、責任ある立場にあることを意味する「責めを食う」や一応の責任を果たすことを意味する「責めを塞ぐ」などがあります。
「攻め」とは?
「攻め」とは、争いや戦い、スポーツ、ゲームなどで相手を攻めることを意味します。
言い換えれば、「攻撃」が「攻め」になります。
「攻めの戦い」や「攻めの相撲」「攻めの姿勢」「城攻め」「攻め手」「四球攻め」などといった形で使用されています。
「責め」と「攻め」の違い
「責め」と「攻め」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ読み方をする「責め」と「攻め」ですが意味は全く異なったものになります。
「責め」は主に精神的、肉体的に苦痛を与えこらしめること。
負わされた任務や責任、義務。
といった意味になります。
一方、「攻め」は争いや戦い、スポーツ、ゲームなどで相手を攻めることを意味します。
そのため、「責める」は相手の失敗や違約などに対し非難する行為を意味し、「攻める」の場合は相手を攻撃することを意味する言葉になります。
つまり、「責め」は「非難」。
「攻め」は「攻撃」と言い換えることができます。
「責め」の例文
・『今回発生した件の責めを負って辞職することになりました』
・『彼は、彼女に死に対し自分を責めてばかりいました』
「攻め」の例文
・『攻めの姿勢で勝ち抜くことができました』
・『敗因は攻めが一歩遅かったことにあると思います』
まとめ
「責め」と「攻め」は同じ「せめ」と読む言葉でも、以上のように全く異なった意味を持つ言葉になります。