この記事では、「批評」と「論評」の違いを分かりやすく説明していきます。
「批評(ひひょう)」とは?
「批評」とは、「物事の是非や善悪などを指摘して、自分の評価を述べること」を意味する言葉です。
「批評」の類義語には「評論(ひょうろん)」や後述する「論評(ろんぴょう)」などがあります。
「批評」の言葉の使い方
「批評」は名詞としてや、動詞として「批評する」というように使われています。
「論評(ろんぴょう)」とは?
「論評」とは、「特定の物事についての内容や結果などを論じて、批評することやその文章」を意味する言葉です。
「論評」の類義語には先述した「批評(ひひょう)」や「評論(ひょうろん)」などがあります。
「論評」の使い方
「論評」は名詞としてや、動詞として「論評する」というように使われています。
「批評」と「論評」の違い
「批評」と「論評」はいずれも意味するところは「特定の物事について論じること」という意味です。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
「批評」の例文
・『専門家と一般人を交えて、資源とエネルギーにかんする批評がなされた』
・『この人物への批評は元々悪かったが、現在では評価が見直されている』
・『私が作成した論文について、同じゼミの学生に批評してもらった』
「論評」の例文
・『国際問題に発展する可能性があるため、論評は避けられた』
・『最新の技術にかんして、業界の権威たちによる論評が行われた』
・『中世の時代に記された論評についての研究が進められている』
まとめ
・「批評」とは、「物事の是非や善悪などを指摘して、自分の評価を述べること」を意味する言葉です。
・「論評」とは、「特定の物事についての内容や結果などを論じて、批評することやその文章」を意味する言葉です。
・「批評」と「論評」はどちらも主たる意味は「特定の物事について論じること」であるため、2語は類義語の関係に当たると言えます。
