この記事では、「記憶しておく」と「心に留めておく」の違いを分かりやすく説明していきます。
「記憶しておく」とは?
記憶しておくとは、過去に体験したことや覚えたことを忘れずに心に留めておくことをいいます。
記憶には、物事を忘れずに覚えておくという意味があります。
人は新しい知識を得たり何かの体験をしたりすると、その情報が脳に取り入れられます。
すべての記憶が定着するわけではなく、必要でない記憶は次々と消えていきます。
強烈な印象を抱いた出来事だったり、何度も思い出したりすることで記憶は定着していくのです。
「心に留めておく」とは?
心に留めておくとは、常に意識して忘れないでおくことをいいます。
また、気にかけておくとか気を付けておくといったニュアンスも含まれています。
忘れないように気を付けておくことを表しているのです。
「記憶しておく」と「心に留めておく」の違い
記憶しておくも心に留めておくも、新しい知識や体験などを覚えておくことをいいます。
記憶しておくは過去に体験したことや覚えたことを忘れずに心に留めておくということなので、意味に違いはありません。
ただし、心に留めておくという場合、気にかけるといったニュアンスで使われることが多いです。
「記憶しておく」の例文
・『認知症になると最近の出来事ほど記憶しておくことができません』
・『出題されやすい問題を記憶しておくと、試験の時に役立ちます』
「心に留めておく」の例文
・『恩師から贈られた言葉は心に留めておくべきだと思いました』
・『登山やハイキングで自然の中を歩く時は、野生動物に遭遇することがあると心に留めておきましょう』
まとめ
記憶しておくも心に留めておくも何かを覚えておくことで、意味に大きな違いはありません。
ただし、心に留めておくという場合には、気を付けておくとか気にかけておくといったニュアンスで用いられることが多いです。