この記事では、「本舗」と「本店」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「本舗」とは?
特定の商品を作り出し、店で販売しているおおもとを「本舗」【ほんぽ】といいます。
製造する機械が揃い、一からどら焼きを作ったり、おもちゃを作っては店頭で販売する所といった意味が強く、その店を「当店」といった言い方して人に伝えるのです。
「本店」といった言い方する場合もありますが、商品を最初に作り出して売る店といった意味が強く出た言葉になります。
このような店の外観は歴史を感じさせる構造であったり、店内の内装もレトロ感溢れる素材を使う所が大半です。
「本店」とは?
商品を販売する商人が売る営業所を「本店」【ほんてん】といいます。
いくつもある店舗でも社長室があったり、営業の主軸である中心となる店を指すのです。
法律で定められている用語であり、企業の登記上で所在する住所を記載している場所を指します。
ほとんどの法人では「本店」として事業所を国へ届けるため、登録簿に住所を記載する必要性があるのです。
使い方としては、「○△本店」といい、各地にある支店へ販売方法を指示したり、物事を決める主軸となる店を指します。
「本舗」と「本店」と違い
「本舗」と「本店」の違いを、分かりやすく解説します。
商品をたくさん隙間無く並べて売る店といった意味がある「本舗」は、製造から販売まで担う店舗といった意味で使われています。
使い方としては、「△□本舗」と店の看板に書き、いかに歴史があり、知識を持って作り、店頭で販売しているかを人に伝えるわけです。
また、商品を初めて世の中に売り出したかを伝えるといった意味でも使われています。
もう一方の「本店」は法人であれば事業所の中でも必ず営業の中心になる場所を1つ定めて、届ける必要性があるのです。
法律上では「本店所在地」といった言い方をして、会社設立するとき国へ住所を決めて申請します。
まとめ
似ているようで言葉の意味に違いがありますので、どのような使い方をするか自分なりに使い分けてみるといいでしょう。