この記事では、「本柚子」と「花柚子」の違いを分かりやすく説明していきます。
「本柚子」とは?
本柚子とはミカン科ミカン属に属する植物の果実で、単に柚子というと本柚子のことを指しています。
本柚子は中国が原産とされ、日本には平安時代に伝わりました。
本柚子には独特の爽やかな香りがあり、酸味もあるので様々な料理に使われています。
香辛料や薬味として使われることが多いです。
本柚子は酸味が強いので、ミカン等の柑橘類のようにそのまま食べることはありません。
お酒のフレーバーとして使われることもあります。
「花柚子」とは?
花柚子は柚子の一種に分類されますが、正確には本柚子とは別の種類になります。
日本が原産と考えられていますが、はっきりしたことは分かっていません。
本柚子よりも小ぶりな大きさで、本柚子に似た香りがあります。
果実だけではなく花にも香りがあるのが特徴です。
また、花柚子は苗木から収穫できるまでの期間が短く、1年で収穫できることもあります。
花柚子は料理の風味付けなどに用いられています。
「本柚子」と「花柚子」の違い
本柚子と花柚子は、見た目や香りが似ています。
大きさは本柚子の方が大きく重さにすると120g前後あります。
それに対して花柚子は小ぶりな大きさで、大体50g程度の重さです。
どちらにも爽やかな香りがありますが、香りが強いのは本柚子の方です。
花柚子の香りは、本柚子に比べると控え目です。
それから本柚子は成長するのに時間がかかることで知られており、苗木を植えてから果実を収穫するまでには10年以上かかるといわれています。
本柚子はそれに比べると成長が早く、1年程で収穫できることもあります。
まとめ
本柚子と花柚子の違いは、大きさや香りの強さ、苗木を植えてから収穫できるまでの期間などにあります。
本柚子の方が花柚子よりも大きく、香りも強いです。
花柚子は本柚子よりも苗木を植えてから早く果実を収穫することができます。