「無意識」と「非意識」の違いとは?分かりやすく解釈

「無意識」と「非意識」の違いとは?違い

この記事では、「無意識」「非意識」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「無意識」とは?

意思を持たず、自覚さえしないことを「無意識」【むいしき】といいます。

思考能力も低下している状態であり、積極的に物事を考えようとせず、行動して探ろうとしないその状態を指す言葉です。

例えば、自分では「取ろう」とは思っていないのに、いつの間にか手に食器を持っているという状態はまさに「無意識」になります。

このように、いつの間にか買っていた、足先が向くという人の行動を表すのです。


「非意識」とは?

自分がやっている行為について気づかないことを「非意識」【ひいしき】といいます。

良かれと思ってやっていても、人からすれば迷惑な行動だと思う気持ちに気づかず、いつまでも同じ行動を繰り返すのです。

本人は自覚的な意識すらなく、その行動が悪いか、良いかの区別が付かない状態でもあります。

このように、対象物を注意して見よう、調べるといった意識を持たずに行動するわけです。


「無意識」と「非意識」の違い

「無意識」「非意識」の違いを、分かりやすく解説します。

考えずに行動することを「無意識」といい、何気なくやる行為を指すのです。

車の運転するときは腰が疲れないよう背中を伸ばして座りますが、この行為は普段から何気なくやっています。

もう一方の「非意識」は、相手の気持ちなど考えずに行動するその行動を指すのです。

また、自分が思うがままに行動しているので、行動に自覚的な意識はありません。

「無意識」の例文

・『無意識のうちに行動する人は、自己肯定感が低い』
・『女性が見せる無意識な仕草は男性の恋愛心理を刺激する』

「非意識」の例文

・『非意識な態度は周囲を不快にさせ、社会的に孤立する』
・『非意識的模擬は犬にも見られ、飼い主の行動に似てくる』

まとめ

似ている言葉ではありますが、意味に違いがあります。

どのようなときにどう使うか調べて学び、うまく使い分けてみるといいでしょう。

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