この記事では、「栗きんとん」と「栗かの子」の違いを分かりやすく説明していきます。
「栗きんとん」とは?
栗きんとんとは、甘露煮にした栗に甘く粘り気のある餡を合わせた料理です。
餡はさつまいもで作るのが一般的ですが、栗で作った餡を和える場合もあります。
餡にも栗を使う方が、さつまいもの餡よりも高級です。
栗きんとんはお節料理の1つとして知られています。
鮮やかな黄金色が金運をイメージさせることから縁起が良いとお節に入れられるようになったのです。
栗きんとんを漢字で書くと「栗金団」となります。
金の布団という意味で、商売繁盛や金運アップに良いとされます。
「栗かの子」とは?
栗かの子とは栗きんとんの一種で、栗から作られた餡と甘露煮にした栗を合わせてあります。
さつまいもの餡ではありません。
栗かの子は、長野県にある小布施町の名産としてよく知られています。
小布施町は栗の育成に適した気候で、室町時代から栗の栽培が行われていました。
そこで栗を使った和菓子が生まれ、栗かの子が生み出されたのです。
栗かの子は、手土産などのギフトとして用いられることもあります。
「栗きんとん」と「栗かの子」の違い
栗かの子は、栗きんとんの一種です。
栗きんとんにはさつまいもの餡を使ったものも栗の餡を使ったものがありますが、栗かの子は栗から作られている餡が使われています。
さつまいもの方が栗よりも値段が安いので、栗かの子は栗きんとんの中でも高級品になります。
栗きんとんには、紫芋や紅芋といった芋を餡にしたものもあります。
その場合、鮮やかな黄色ではなく、紫色などの色をした栗きんとんができます。
栗かの子は栗から作られている餡なので、鮮やかな黄金色をしています。
まとめ
栗かの子は、栗きんとんの一種です。
栗きんとんはさつまいもから作られた餡を使うことが多いですが、栗から作られた餡を使うこともあります。
栗餡を使っているのが栗かの子になります。