この記事では、「冷やし中華」と「涼拌麺」の違いについて紹介します。
冷やし中華とは?
冷やし中華とは中華麺を使った料理で、野菜やハム、卵などの具材をのせ冷たいスープをかけて食べます。
スープには醤油ベースのものとごまだれベースのものがあります。
夏の定番の麺料理として知られ、ラーメン店やファミリーレストラン等で提供されています。
また、手軽に作れるチルド食品なども、スーパーマーケットなどで販売されます。
麺にのせる具材は様々ですが、トマトやキュウリ、錦糸卵などをのせることが多いです。
チャーシューや蒸し鶏、エビなどの魚介類をのせることもあります。
涼拌麺とは?
涼拌麺とは中国の上海料理の一種で、冷やし中華のルーツともいわれています。
中華麺を使った料理で、茹でたモヤシや細切り肉などの具材を茹でて冷ました麺の上にのせ、濃厚なタレに絡めて食べます。
麺を冷ましてから食べますが、水で冷やすなど冷たくするわけではありません。
冷やし中華と涼拌麺の違い
冷やし中華のルーツといわれている麺料理が涼拌麺ですが、作り方は大きく異なっています。
茹でた麺を水でしめ、冷たくして食べるのが冷やし中華です。
それに対して涼拌麺は、茹でた麺を冷ます程度です。
中国では元々、冷たい料理は体に良くないといった考え方があります。
冷やし中華は日本生まれの料理ですが、涼拌麺は中国料理になります。
なぜ涼拌麺が冷やし中華のルーツといわれるのかというと、昭和の初期に仙台で冷たい中華麺を使った料理を涼拌麺として売り出したお店があったからです。
醤油と酢をベースにした現在の冷やし中華のスープに近いものでした。
それから冷やし中華にはごまだれ風味のスープもありますが、涼拌麺のタレもごまだれなので共通点があります。
まとめ
冷やし中華は日本生まれの麺料理で冷たくして食べます。
涼拌麺は中国の上海の料理で、麺を冷まして食べますが冷たいというほどではありません。