この記事では、「ワインレッド」と「ボルドー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ワインレッド」とは?
ワインレッドとは、濃い紫がかった赤色のことをいいます。
英語の「wine red」をそのまま日本語読みした言葉で、ワインカラーや葡萄酒色とも呼ばれています。
赤ワインの色にちなんだ名前です。
ワインは葡萄から作られるお酒ですが、果皮を丸ごと発酵させるのが赤ワインになります。
果皮に含まれている色素が赤や紫の元になっています。
使用する葡萄の品種や産地などによりワインの色は異なりますが、ワインレッドと表す場合には特に山地などは限定されていません。
「ボルドー」とは?
ボルドーとは、フランスのボルドー産のワインのような暗い赤色のことをいいます。
ボルドーはフランスの南西部にある都市で、ワインの産地として知られています。
ボルドーはワインの栽培に非常に適した気候で、日常的に飲むテーブルワインから高級ワインまで幅広く生産されます。
ボルドー産のワインは、ワインの女王と呼ばれることもあります。
そのワインにちなんだ色がボルドーで、フランス語では「bordeaux」になります。
「ワインレッド」と「ボルドー」の違い
ワインレッドもボルドーも赤ワインにちなんだ色です。
ワインレッドの方が紫に近い赤い色をしており、ボルドーは暗く茶色っぽい赤色をしています。
ワインレッドとボルドーを比較すると、ワインレッドの方が明るくボルドーの方が暗く見えます。
ワインレッドよりも暗くボルドーよりも明るい色にはバーガンディーがあります。
また、ボルドーよりも暗く茶色が強い色には、マルーンがあります。
JIS慣用色名によればこれらの色は明確に区別されていますが、ワインレッドのことをバーガンディと呼んだりマルーンのことをボルドーと呼んだりもします。
まとめ
ワインレッドは濃い紫がかった赤色で、ボルドーはワインレッドよりも暗い赤色です。