魚介スープと牛肉スープの違い?この記事では、「テグタンスープ」と「カルビスープ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「テグタンスープ」とは?
その名前から韓国第3の都市である大邱を連想する方もいらっしゃるかもしれませんが全く関係ありません。
「テグタンスープ」の“テグ”は珍味のチャンジャにその胃袋が使われる真鱈を指した言葉であり、その切り身とあらゆる部位を使ったスープだと言っていいでしょう。
日本で一般的な“鱈ちり”とは違い、内臓や白子までりようするのが特徴。
韓国料理のお約束ともいえる大量の粉唐辛子が入れられていますが、基本的には味噌仕立てになっている事もあり、比較的辛さがマイルドになっているのが特徴です。
他の具材には大根や豆もやし等定番の野菜が使われています。
「カルビスープ」とは?
日本では完全に市民権を得ており、焼き肉屋はもとより市販のカルビスープの素やレトルト、カップスープ、ひいてはカルビスープベースのラーメンまであるほどです。
名前の由来はその名の通りに骨付きカルビを煮こんでつくった事からと言っていいでしょう。
カルビとネギ、ナツメがほぼデフォルト。
その他の具材で店舗次第で食事代わりになるタンミョン(韓国春雨)が入っている店も珍しくはないでしょう。
韓国料理のなかではトップクラスの薄口であり辛みもないため、食べやすい料理なのは間違いないはずです。
「テグタンスープ」と「カルビスープ」の違い
「テグタンスープ」と「カルビスープ」の違いを、分かりやすく解説します。
「テグタンスープ」は海鮮スープの一種類だと言ってよく、鱈を丸ごと身・内臓・白子も使いきるのが特徴。
またスープは味噌仕立てのうえに粉唐辛子が入るだけに赤茶色のスープになっています。
「カルビスープ」は骨付きカルビを煮こみますが、脂を丹念に取り除く事で臭みやしつこさを感じない澄んだスープに仕上がっているのが特徴的。
唐辛子も入っていないため、韓国料理に慣れていない人でも食べやすい仕上がりになっています。
まとめ
「テグタンスープ」は真鱈を丸ごと使った味噌仕立ての唐辛子スープになります。
「カルビスープ」は牛の骨付きカルビも臭い消しの野菜を煮こんで作られたスープです。
韓国料理にしては辛くないのが特徴で自身で味付けし、好みの味で食べるのが基本だと言っていいでしょう。