この記事では、「事例」と「実例」の違いを分かりやすく説明していきます。
「事例(じれい)」とは?
「事例」とは、「前例となる事実」や「具体的な実例」を意味する言葉です。
「事例」の使い方
「事例」は「事実に則した例」や「実際に起きた事柄の例」を挙げるときに使用されています。
「実例(じつれい)」とは?
「実例」とは、「実際にあった事例」や「事実の例証」を意味する言葉です。
「実例」の使い方
「実例」も先述した「事例」と同じく「事実に即した例」や「実際に起きた事柄の例」を挙げるときに使用されています。
「事例」と「実例」の違い
「事例」は「前例となる事実」や「具体的な実例」、「実例」は「実際にあった事例」や「事実の例証」を意味し、ともに「事実に即した例」や「実際に起きた事柄の例」を表した言葉です。
したがって、2語は類義語の関係に当たると言えます。
他の類義語としては、「類例」や「用例」、「具体例」や「ケース」、「先例」や「前例」などがあります。
「事例」の例文
・『一般参加者にも分かりやすいように、過去の事例を挙げて説明を進めていく』
・『当該の事例を調べてみたところ、共通する項目がいくつか見つけられた』
・『今回のトラブルでは事例がなかったためか、対応に大幅な遅れが生じてしまった』
「実例」の例文
・『プレゼンの際、自社他社含めた実例を挙げて聞き手にアピールをした』
・『この出来事に際して、参考および比較するのに格好の実例を見つけた』
・『数こそ少ないが、このやり方で状況が改善されたという実例がある』
まとめ
・「事例」とは、「前例となる事実」や「具体的な実例」を意味する言葉です。
・「実例」とは、「実際にあった事例」や「事実の例証」を意味する言葉です。
・「事例」と「実例」はともに意味するところは「事実に即した例」であり、2語は類義語の関係に当たると言えます。