「困り果てる」と「戸惑う」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「困り果てる」と「戸惑う」の違いとは?違い

この記事では、「困り果てる」「戸惑う」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「困り果てる」とは?

どのように対処すればいいか、どう考えても分からず悩むことを「困り果てる」【こまりはてる】といいます。

途方に暮れてしまうほど万策尽きて悩むそのさまを伝えるのです。

使い方としては、「自転車の置き場がなく、困り果てる」と、どう考えても駅前に置ける場所がなく、どうしたらいいか困ってしまいます。

このように、これ以上困りようもなく、考えても仕方がないという状況で使われている言葉です。


「戸惑う」とは?

ある問題をどのように対処すればいいか具体的な案が思い浮かばず、困惑して落ち着かなくなることを「戸惑う」【とまどう】といいます。

どうしたら上司の怒りを静められるか分からない部下が迷って動揺するその様を指すのです。

また、相手の行動や表情を見て動揺する気持ちや、それほど素晴らしい人間でもないのに凄く褒められたときの恥ずかしさからくる動揺を表します。


「困り果てる」と「戸惑う」の違い

「困り果てる」「戸惑う」の違いを、分かりやすく解説します。

解決策がまったく見つからず、これ以上困っても仕方がないと思う状態を「困り果てる」といいます。

それだけ困惑する場面で使う言葉であり、途方に暮れている様子を伝えられる言葉です。

もう一方の「戸惑う」は、目の前で起きた問題をどのように受け止めればいいか分からず、動揺する気持ちを表します。

どう対処すればいいかとてもまごつく様子も垣間見られる言葉であり、あまりにも困惑して落ち着きません。

「困り果てる」の例文

・『彼女が何個も高級品を買うように頼むので、困り果てる』
・『書類の在り処が分からず困り果てる上司を見て声を掛けた』

「戸惑う」の例文

・『お見合い相手が積極的すぎて、とても戸惑った』
・『彼が急に海外転勤になったと知って戸惑う』

まとめ

自分の感情が動くほど気持ちが揺らぐ様を表す言葉を取り上げました。

どのような態度を見せるか人の動きや表情を見て比較してみましょう。

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