この記事では、「きりがない」と「終わりが見えない」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「きりがない」とは?
どこまでも終わりが見えない状況に、行動する気力が沸かないと悟る人は「きりがない」と思うのです。
これ以上続けたとしても、今日中に作業が終わらないと感じれば力が沸かず、作業の途中で手を離してしまいます。
それほど次々に流れ作業は終わらないといった場面で使うわけです。
このようなところから、嘘を並べると言いきれないといった場面で使う言葉でもあります。
「終わりが見えない」とは?
これから先もこの状況が続くと思うとき、絶望的な感覚に包まれる人が伝える言葉を「終わりが見えない」【おわりがみえない】といいます。
例えば、莫大な過去の記録をまとめて書籍にするときあまりの多さに、この先どのくらいの制作時間を要するのか具体的に分からないときに使うわけです。
このように、簡単には終わりそうにない作業して挫折しそうになるとき嘆きの感情を表します。
「きりがない」と「終わりが見えない」の違い
ここでは「きりがない」と「終わりが見えない」の違いを、分かりやすく解説します。
同じ行動や言葉を繰り返しても仕方がないといった状況で使う言葉を「きりがない」といいます。
理解できない人に熱く気持ちを込めて叱っても仕方がないと思ったり、無意味と感じるときに使うわけです。
もう一方の「終わりが見えない」は任されたことが簡単に終わらず、この先もいつ終わるのか予想がつかない状態で使われています。
「きりがない」よりも「終わりが見えない」の方が、さらに長い目で見れば終わりそうにない状況を指す言葉です。
「きりがない」の例文
・『内容が薄い話ばかりする弟と会話してもきりがない』
・『政治家が起こす問題を取り上げるときりがない』
「終わりが見えない」の例文
・『目的がはっきりしない敵国との戦争は終わりが見えない』
・『貧困という終わりが見えない国の将来が懸念される』
まとめ
あと何年、何十年続くか分からない現状に困る人の様子が垣間見られる言葉を取り上げました。
どう使うかに注目して、状況をうまく伝えてみましょう。