この記事では、「タンジェリン」と「マンダリン」の違いについて紹介します。
タンジェリンとは?
タンジェリンとはミカン科ミカン属に属する柑橘類で、ポンカンやデコポン、温州ミカン等と同じグループになります。
皮は赤みを帯びた濃いオレンジ色をしています。
温州ミカンよりも皮は硬いですが、オレンジよりも剥きやすいです。
味はオレンジよりも温州ミカンに近く、適度な甘味と酸味があります。
主な産地は中国やスペイン、トルコ、モロッコ等で、モロッコのタンジールという街の名前がタンジェリンの由来とされます。
それから日本に輸入されているタンジェリンは、ほとんどがアメリカ産です。
マンダリンとは?
マンダリンもミカン科ミカン属に属する柑橘類で、タンジェリンと植物学上の分類は同じです。
果皮の色が黄色か橙色のものをマンダリンと呼んでいます。
インドのアッサム地方が原産で、秋から冬にかけて実がなります。
マンダリンは糖度が高いので、フルーツとしてそのまま食べられています。
果皮が薄いので、手で剥いて食べることができます。
また、缶詰などに加工されることもあります。
果皮から抽出したオイルは、アロマテラピー等にも用いられます。
タンジェリンとマンダリンの違い
タンジェリンとマンダリンはルーツが同じで、インドのアッサム地方で生まれたマンダリンは世界各地に交雑しながら伝わりました。
モロッコからアメリカに伝わって生まれたのがタンジェリンです。
ちなみに中国を経由して日本に伝わって生まれたのが温州ミカンになります。
マンダリンの方がタンジェリンよりも味が濃く、甘みも強いです。
タンジェリンはマンダリンよりも大きく、味は薄いですが強い香りがあります。
果皮の色にも違いがあり、黄色から橙色のものがマンダリンで濃い橙色をしているのがタンジェリンです。
まとめ
タンジェリンとマンダリンはルーツが同じなので味も見た目も似ています。
タンジェリンの方が大きくて香りが良く、マンダリンの方が味が濃くて甘いです。