ボクシングの試合を見るのは、とてもエキサイティングですが、しかし、よくわからないのは「ランキング」と言う制度です。
この記事では、ボクシングの「チャンピオン」と「ランキング1位」の違いを分かりやすく説明していきます。
「チャンピオン」とは?
ボクシングの「チャンピオン」とは、文字通り「チャンピオン(王者)」であり、その時点で「一番強い選手」を示す言葉として認識されています。
JBC(日本ボクシングコミッション)で認定している「チャンピオン」は、現在体重によって分けられたミニマム級からヘビー級までの15の階級ごとにそれぞれ存在します。
「ランキング1位」とは?
ボクシングの「ランキング1位」とは、前述の「チャンピオン」とは別に、その組織で決定している階級ごとの「ランキング」で一番上に位置している選手のことです。
「ランキング1位」になることによって、優先的に「チャンピオン」に挑戦できる権利を得ることができます。
「ランキング」は毎年「ランキング委員会」によって、1年間の試合の結果と内容、人気、所属ジムの状況などによって、決定されますが、発表されている客観的な指標は存在しません。
ボクシングの「チャンピオン」と「ランキング1位」の違い
ボクシングの「チャンピオン」と「ランキング1位」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは両方とも「一番強い」ボクサーのように聞こえますが、実は全く違います。
あくまでも、その階級で一番強いと言う称号は「チャンピオン」であり、「ランキング」と言うのは単に「チャンピオンに挑戦できる権利をもつ順位」と言う意味なのです。
したがって、いくら「ランキング1位」と言っても、認定された強さという意味では他の選手と変わりは無いということになります。
まとめ
この記事では、ボクシングの「チャンピオン」と「ランキング1位」の違いを解説してきましたが、前述のようにランキングの決定に明確な基準があるわけでは無いと言うのは驚くべきことです。
しかし、プロ野球などの多くのプロチーム競技は年間多くの試合を行っているのに対して、正式な試合一試合を行うこだけでも身体への影響が大きいボクシングにおいてはポイントや勝敗で比較すること自体が困難であると言うのも事実です。
