「たまり醤油」と「さしみ醤油」の違いとは?分かりやすく解釈

「たまり醤油」と「さしみ醤油」の違いとは?違い

この記事では、「たまり醤油」「さしみ醤油」の違いを分かりやすく説明していきます。

「たまり醤油」とは?

「たまり醤油」は、おしょうゆを作り出す際、大豆の割合が多いこと、そのうえで熟成時間が長いことです。

おおよそ、一年という長い時間の熟成をしたものを「たまり醤油」と昔は読んでいました。

なお、「たまり醤油」はもともと大豆から味噌を作る過程で何か桶の底にたまった液体があるということが始まりでこの溜まった液体が「たまり醤油」という醤油の始まりになります。


「さしみ醤油」とは?

「さしみ醤油」は、さしみに合う醤油というもので、どのような醤油であるかという定義はありません。

なので、原材料に大豆を使用するというオーソドックスな製法ではない醤油でも「さしみ醤油」となり、醤油を生成してから、出汁と合わせるという出汁入りの醤油もお刺身にあえて「さしみ醤油」になります。

よって、「さしみ醤油」は色もまちまちで出汁が入ってたり、さしみのうまみを高めるため、砂糖を少量醤油に含ませるなどの工夫をした醤油です。


「たまり醤油」と「さしみ醤油」の違い

両者の違いは、みそを作っている仮定で生まれた副産物であるか、さしみをおいしく食べるために生み出された醤油であるかです。

「たまり醤油」は、元々お味噌を作る過程で桶の底にたまった沈殿物が始まりで、「さしみ醤油」は醤油の作り方が普及することでさしみをよりおいしく食べる醤油づくりで生まれた製品になります。

まとめ

「たまり醤油」については、元々味噌を作る過程で生まれた沈殿物が発想で、みそを作るうえでの副産物になります。

しかし現在は意図的に「たまり醤油」だけを機械の力で作り、短い年月で「たまり醤油」を作り出せるまでに至りました。

一方で、「さしみ醤油」は醤油というものを作れるようになると、お刺身をいかにおいしく食べるかという定義になり、この定義を解決する醤油として生まれたのが「さしみ醤油」で出汁が入ってたり、砂糖が少量入ってたりと、さしみをいかにおいしく食べるかを追求した醤油になります。

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