「しかめっ面」と「渋い顔」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「しかめっ面」と「渋い顔」の違いとは?違い

この記事では、「しかめっ面」「渋い顔」の違いを分かりやすく説明していきます。

「しかめっ面」とは?

しかめっ面とは、不機嫌そうな顔のことをいいます。

眉や額のあたりにシワを寄せ、不快や苦痛の感情を表した顔になります。

「顔をしかめる」から生まれた言葉です。

痛みや不快のために眉や額のあたりにシワを寄せることを顔をしかめるといい、顔は「面(つら」とも言うのでしかめっ面という言葉が生まれました。

顔よりも面(つら)の方が乱暴な言い方です。


「渋い顔」とは?

渋い顔とは、嫌な気分を表情に出していることをいいます。

「渋い」には「不愉快そうな、不満そうな」といった意味があります。

また、渋い顔は、考え事などをしていて眉や額にシワがよっていることを指す場合もあります。


「しかめっ面」と「渋い顔」の違い

しかめっ面も渋い顔も、不快や苦痛の感情を表情に表しています。

ただし、渋い顔は単に考え事をしていて眉や額にシワをよせている表情を指す場合もあり、必ずしも不機嫌なわけではありません。

しかめっ面は不快な感情が表れている時に使います。

「しかめっ面」の例文

・『あの2人は喧嘩をしたらしく、お互いにしかめっ面で口をきこうとしない』
・『おそらくしかめっ面をしているであろう妻の顔をまともに見ることができなかった』
・『彼はいつもしかめっ面なので、同じ部屋で一緒に仕事をしていると気が滅入る』

「渋い顔」の例文

・『上司に今月の売上を報告したら、予想よりも悪かったようで渋い顔をしていた』
・『彼女に何か仕事を頼むと、いつも渋い顔をするので頼みにくい』
・『彼はさっきから何かをずっと計算しているようで、渋い顔になっている』

まとめ

しかめっ面も渋い顔も不機嫌そうな顔のことで、苦痛や不快な感情が表情に現れています。

ただし、渋い顔は単に考え事をしていて眉や額の辺りにシワがよっているだけの場合も含まれます。

必ずしも不機嫌とは限りません。

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