「悪影響」と「弊害」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「悪影響」と「弊害」の違いとは?違い

この記事では、「悪影響」「弊害」の違いを分かりやすく説明していきます。

「悪影響」とは?

「悪影響」とは、悪い影響、良くない影響を意味します。

「影響」には、物事の力や作用が他のものにまで及ぶこと、物事の関係が密接なこと、といった意味があります。

つまり、「悪影響」とは、物事の力や作用が良くない方向に起きてしまうことを意味します。

「悪影響を及ぼす」「悪影響を招く」「悪影響を与える」などといった形で使用します。


「弊害」とは?

「弊害」には、害になること、他に悪い影響を与える物事、といった意味があります。

ある物事によって引き起こされる予期しない出来事、問題。

他に与える害や悪影響が「弊害」になります。

「弊害がある」「弊害を及ぼす」「弊害が伴う」「弊害が生じる」「弊害を受ける」などといった形で使用します。


「悪影響」と「弊害」の違い

「悪影響」「弊害」の違いを、分かりやすく解説します。

「悪影響」「弊害」共に良い意味で用いられる言葉ではありません。

どちらの言葉もネガティブな意味を持つ言葉になります。

そのうえで、「悪影響」には、ある事柄が他の事柄に与える悪い影響といった意味があり、「弊害」には、ある事柄によって引き起こされる予期しない出来事、問題といった意味があります。

このように、何かが他のことに悪い影響を与えることが「悪影響」

何かによって引き起こされる予期しないネガティブな出来事が「弊害」といった違いがあります。

「悪影響」の例文

・『子どもの頃、母によくゲームは脳の発達に悪影響を及ぼすからダメだと言われていました』
・『電磁波が本当に人体に悪影響があるのか知りたい』

「弊害」の例文

・『成長期における過度なダイエットは心身の成長に弊害を及ぼす』
・『スマホを長時間使用することは身体の至る所に弊害が生じる可能性が高い』

まとめ

同じネガティブな意味を持つ2つの言葉にも、以上のような微妙なニュアンスの違いがあります。

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