「透き通る」と「透明」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「透き通る」と「透明」の違いとは?違い

この記事では、「透き通る」「透明」の違いを分かりやすく説明していきます。

「透き通る(すきとおる)」とは?

「透き通る」「表面にあるものや遮っているものを通して、その向こうが見えること」「声や音が澄んでよく通ること」を意味する言葉です。


「透き通る」の使い方

「透き通る」は動詞として使われています。


「透明」とは?

「透明」「透き通って向こうがよく見えることやその様」「透き通って濁りのないことやその様」「物体が光をよく通すこと」「光が物質中を通過する時に吸収される度合いが小さいこと」を意味する言葉です。

「透明」の使い方

「透明」は名詞として使われています。

「透き通る」と「透明」の違い

「透き通る」は主に「表面にあるものや遮っているものを通して、その向こうが見えること」を意味し、「透明」は主に「透明」「透き通って向こうがよく見えることやその様」「透き通って濁りのないことやその様」という意味を表します。

そのため、二語の指す主な意味はほぼ同じと言えますが、「透き通る」は動詞、「透明」は名詞として品詞に違いがあります。

「透き通る」の例文

・『川の水は底が見えるほどに透き通っていた』
・『彼女の透き通るような肌を多くの女性たちが羨んでいた』
・『彼女は透き通る声をしているため、声を使った仕事が向いていると思う』

「透明」の例文

・『透明なガラスの向こうには雲一つない、青々とした空が広がっていた』
・『彼の透明感のある歌声に多くの人々が魅了された』
・『透明人間をテーマにしたサスペンス映画が話題となっている』

まとめ

「透き通る」「透明」はどちらも主に「表面にあるものや遮っているものを通して、その向こうが見えること」という意味を表します。

そのため、意味はほとんど同じと言えますが、「透き通る」は動詞、「透明」は名詞ということで品詞に違いがあるということでした。

違い
違い比較辞典