この記事では、「模写」と「デッサン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「模写」とは?
「模写」とは、似せて写すこと、実物通りに写し取ることを意味します。
「模写」の「模」には、かたどる、のっとる、まねる、といった違いがあります。
その漢字の意味通り、真似て写すことが「模写」になります。
主に美術で用いられる言葉で、言い換えれば、「再現」や「コピー」、「複写」などと同じです。
「模写」を行うことで絵を描くという技術を向上させる効果があります。
有名な画家が描いた絵画を「模写」することで描き方や物や人物などの捉え方などを学ぶことができます。
「デッサン」とは?
「デッサン」とは、下絵、素描を意味します。
「デッサン」はフランス語で、“dessin”となります。
素描とは黒やセピアといった単色の線で物の形象を表すもの。
また、陰影をつけた絵といった意味があります。
このことから、主に美術で用いられる「デッサン」とは、黒やセピアなどで形だけでなく明暗を付け描くことを意味します。
絵画をはじめ、彫刻などの作品においても、まず初めに行うことが「デッサン」となります。
初めに「デッサン」を行うことで描くもの自体の本質を読み取ることができます。
じっくりと観察し行う必要がある「デッサン」。
そのため、観察力も身につけることができます。
そして、観察力を身につけることで表現力も高められ、より良い作品作りを行うことが可能になります。
「模写」と「デッサン」の違い
「模写」と「デッサン」の違いを、分かりやすく解説します。
「模写」も「デッサン」 も美術で用いられる言葉になります。
そのうえで、「模写」は似せて写すこと、実物通りに写し取ることを意味し、「デッサン」は下絵、素描を意味します。
「模写」を行うことで絵を描く技術力を向上させることができ、「デッサン」を行うことで描くもの自体の本質を読み取ることができるといったメリットがあります。
まとめ
「模写」と「デッサン」には、以上のような違いがあります。