この記事では、「黒幕」と「主犯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「黒幕」とは?
「黒幕」には2つの意味があります。
1つ目は言葉の通り黒い色の幕。
そして、2つ目は表に出ないで指示や命令をしたりはかりごとを巡らしたりする者です。
例えば、「事件の黒幕」と言えば、その事件を裏で指示、命令していた者を意味します。
他の言葉に言い替えると「首謀者」や「親玉」「陰の中心人物」「張本人」などになります。
「主犯」とは?
「主犯」は2人以上と複数いる犯人のなか、犯罪行為の中心となった者を意味します。
ある犯罪行為において、犯罪の計画を行った者。
このような段取りで進めようと計画した者。
そして、その計画通りに実行した犯人が「主犯」となります。
他の言葉に言い替えると「主棒者」や「中心人物」「主犯格」などになります。
「黒幕」と「主犯」の違い
「黒幕」と「主犯」の違いを、分かりやすく解説します。
「黒幕」と「主犯」は他の言葉に言い替えると「首謀者」となりますが、それぞれの言葉が持つ意味には違いがあります。
「黒幕」は表に出ないで指示や命令をしたりはかりごとを巡らしたりする者。
そのため、必ずしも自分自身でその物事を行うとは限りません。
陰で指示や命令をするだけで自ら手を出す必要はありません。
一方、「主犯」の場合は異なります。
2人以上と複数いる犯人のなか犯罪行為の中心となった者を意味し、「主犯」は自ら犯罪行為を行うことになります。
犯罪行為の主要な実行者が「主犯」です。
「黒幕」の例文
・『ドラマの場合、俳優の知名度で誰が黒幕かわかってしまうことも多くつまらない』
・『政界では黒幕と呼ばれるドンが必ず存在しているように思えて仕方がない』
「主犯」の例文
・『振り込め詐欺は主犯を捕まえないと何も解決しない』
・『主犯を逮捕することができたお陰で組織全体を取り締まることができた』
まとめ
以上のように、必ず自分自身も行動するのか。
それとも、指示や命令だけなのか。
この点に大きな違いがあります。