この記事では、「結婚」と「事実婚」の違いを分かりやすく説明していきます。
「結婚」とは?
「結婚」は「けっこん」と読みます。
意味は「男女が自らの意思で、役所に婚姻届けを提出して、戸籍上夫婦として認められること」です。
夫婦として一つの戸籍になり、法律的な権利だけではなく義務も発生します。
憲法により「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」と定められています。
「結婚」の言葉の使い方
「結婚」は名詞として「結婚する・した」「結婚退職」などと使われます。
「結」は「むす(ぶ)」とも読み「ひもなどでむすぶ」「組み立てる。
構造物・組織体を造る」という意味、「婚」は「夫婦の縁組をすること」という意味、「結婚」で「法律上夫婦の縁組をして新しく家族となること」になります。
「事実婚」とは?
「事実婚」は「じじつこん」と読みます。
意味は「カップルが、お互いの結婚の意思を持ちながら、婚姻届けを出さないまま、夫婦として生活を送っている状態」です。
法律上は認められていないけれども、お互い夫婦同様の関係と認識していて、共同生活を送り、周囲からも夫婦であると認められていることを表します。
「事実婚」の言葉の使い方
「事実婚」は名詞として「事実婚の状態」「事実婚カップル」などと使われます。
「事」は「こと」とも読み「事柄」という意味、「実」は「み」とも読み「草や木のみ」が転じて「中身が詰まる」「そらごとではない」という意味、「婚」は「夫婦の縁組をすること」という意味、「事実婚」で「法律上は認められないが、実際には夫婦であること」になります。
「結婚」と「事実婚」の違い
「結婚」は「法律上夫婦の縁組をして新しく家族となること」です。
「事実婚」は「法律上は認められないが、実際には夫婦であること」です。
まとめ
今回は「結婚」と「事実婚」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。