「ケフィア」と「ヨーグルト」の違いとは?分かりやすく解釈

「ケフィア」と「ヨーグルト」の違いとは?違い

この記事では、「ケフィア」「ヨーグルト」の違いについて紹介します。

ケフィアとは?

ケフィアとは発酵乳の一種で、ロシアのコーカサス地方で食べられてきた伝統的な食べ物です。

ケフィアグレインという種菌を牛乳や山羊の乳、羊の乳などに植えることで作られてきました。

ケフィアグレインは、多糖類の粘性物質ケフィランに乳酸菌や酵母が絡まってできている物質です。

常温で発酵させることで、独特の風味や酸味が生まれます。

寒冷な地域で生まれた発酵乳なので、比較的低い温度でも発酵が進みます。

ロシアや北欧では、伝統的な食材として食べられてきました。

そのまま飲むこともできますが、酸味が強いのでハチミツや果物等を加えて飲むことも多いです。


ヨーグルトとは?

ヨーグルトとは、乳に乳酸菌を混ぜて発酵させた食べ物です。

牛乳を使うことが多いですが、水牛や山羊、羊、ラクダなどの乳を使ったヨーグルトもあります。

ヨーグルトは世界中で食べられており、日本でもスーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでも手軽に購入することができます。

固形のヨーグルトもありますし、ドリンクタイプのヨーグルトもあります。

また、ヨーグルト味のお菓子なども多数販売されています。


ケフィアとヨーグルトの違い

ケフィアもヨーグルトも乳を発酵させた発酵食品ですが、発酵する過程に違いがあります。

ケフィアは乳酸菌と酵母によって発酵する共生発酵が行われますが、ヨーグルトは乳酸菌だけで行う単独発酵が行われます。

日本で馴染みがあるのはヨーグルトで、ケフィアはあまり一般的ではありません。

ケフィアに含まれる酵母は糖を分解するので、炭酸ガスが発生します。

そのため密閉した容器だと破損してしまう恐れがあります。

ヨーロッパ等では穴が空いた容器で販売されていますが、日本では法律上密閉した容器でないと販売できないことになっています。

まとめ

ケフィアは乳酸菌と酵母によって発酵したものですが、ヨーグルトは乳酸菌によって発酵したものです。

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