この記事では、「アサリ」と「ハマグリ」の違いを分かりやすく説明します。
アサリとは?
アサリとはマルスダレガイ科アサリ属に属する二枚貝で、食用として用いられています。
日本や朝鮮半島、フィリピン等に幅広く分布しており、一年を通して流通しています。
収穫量も多いので、値段も比較的リーズナブルです。
アサリの貝殻には、縞模様や幾何学模様など様々な模様があります。
日本や朝鮮半島などでは昔から食べられていた食材で、貝殻が出土することも多いです。
味噌汁やスープなどに入れて食べることもありますし、酒蒸しやしぐれ煮などにも使われます。
また、クラムチャウダーやボンゴレなどアサリを使った洋食メニューもあります。
ハマグリとは?
ハマグリはマルスダレガイ科ハマグリ属に属する二枚貝で、昔から食用とされてきました。
ハマグリは北海道から九州まで幅広く分布していましたが、現在は海岸の護岸工事などの影響もあってその数は大きく減少しています。
ハマグリは潮汁やお吸い物にしたり、酒蒸し・焼きハマグリ等にして食べます。
また、むき身にしたものは寿司ネタとしても親しまれています。
それから3月3日の桃の節句には、ハマグリのお吸い物を食べる習慣があります。
ハマグリの貝殻は一対になっていて決して他の貝と合うことがないため、一人の人と添い遂げられるようにとの願いが込められています。
アサリとハマグリの違い
アサリもハマグリもマルスタレガイ科の二枚貝ですが、身の大きさや味、値段に違いがあります。
身が大きいのはハマグリです。
また、アサリはハマグリよりもコハク酸という旨味成分が多く、少し苦みがあります。
ハマグリの方が甘味は強いとされます。
また、ハマグリは個体数が少なく水揚げ量も少ないので、値段はアサリよりも高いです。
まとめ
ハマグリの方がアサリよりも身が大きく、甘味があります。
アサリは流通量が多いのでリーズナブルなので、手軽に購入することができます。