この記事では、「アシカ」と「オットセイ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「アシカ」とは?
下毛がない「アシカ」は、毛に独特な光沢がなく、つるんとした見た目が印象的な生き物です。
現在生息している個体はカリフォルニア、ガラパゴスアシカの2種類だけになります。
後ろ足が内側に曲がっていて、前足を含めて4本で陸上を前進して移動するわけです。
また、前足を羽ばたかせるように水をかきながら泳ぎ、水の中を颯爽と泳いで獲物を素早くとります。
鼻先が犬のように長く、少しだけ上を向いている「アシカ」の生息域はオセアニアの湾岸や北米、南米大陸です。
「オットセイ」とは?
光沢がある黒っぽい灰色の毛をしているのが「オットセイ」です。
ビロードのように滑らかな手触りで、高級感がある色と艶も魅力になります。
このような色と艶が出る理由としては、ファンシールといった下毛があるからです。
体長はオスが2. 1mでメスは1. 5mとひとまわり小さくなります。
また、オスの体重が270kg前後と重く、メスは50kgほど軽くなるのも特徴的です。
正式名称はキタオットセイといい、象牙質の歯を持ち、すでに出生前には形作られています。
他にも鼻は短く、黒い髭は加齢と共に白く変化する生き物です。
「アシカ」と「オットセイ」の違い
「アシカ」と「オットセイ」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも後肢を折り曲げた状態で前に進む猫の仲間ですが、「オットセイ」は「アシカ」よりもひとまわり小さい大きさです。
耳が小さく、鼻はかなり短い「アシカ」は地球上に2種類しか生息せず、左右の後ろ足が不揃いになります。
生息域は南米やオセアニア湾岸といった場所です。
もう一方の「オットセイ」は後ろ足が左右が揃っていて耳は大きく、毛深い生き物になります。
高級感がある下毛で、メスよりもオスの方が体が長く、「アシカ」よりも鼻が倍以上も長く、鼻と目の間隔が短いといった特徴があるわけです。
生息地はアフリカ南部や北大西洋といった場所になります。
まとめ
とても似ている海や陸で生息する生き物ですが、耳や目の感覚、毛の色、体長といった点に違いが見られます。
資料や動画でどこが異なるか見比べてみるといいでしょう。
