「有機栽培米」と「無農薬米」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「有機栽培米」と「無農薬米」の違いを分かりやすく説明していきます。
「有機栽培米」とは?
「有機栽培米」とは、有機栽培で作られたお米を指します。
有機栽培とは、農林水産省は定めた有機JAS法に基づき、生産・販売された農産物を示します。
そのため、「有機栽培米」を育てる農家は有機栽培生産農家と呼ばれ、有機栽培生産農家になるためには、農林水産省が認めた認定機関より認定を取得する必要があります。
有機栽培生産物の定義には、種播き又は植え付け前2年以上、禁止されている農薬や化学肥料を使用していない。
など、厳しい定義が設定されています。
そのような管理が整った田んぼで育てられた「有機栽培米」ですが、必ずしも農薬を使用していないとは限りません。
あくまでも、禁止されている農薬や化学肥料を使用していないというだけであり天然素材の薬剤などは使用されています。
化学合成された農薬や肥料を一切使用していないものが「有機栽培米」となります。
「無農薬米」とは?
「無農薬米」は、その言葉の通り、一切の農薬を使用せずに育てられたお米を指します。
ただし、あくまでも、農薬に対してのみとなり、肥料においての取り締まりはありません。
そのため、化学肥料を使用していたとしても「無農薬米」として販売することが可能です。
「有機栽培米」と「無農薬米」の違い
「有機栽培米」は化学合成された農薬や肥料を一切使用していないお米。
「無農薬米」は一切の農薬を使用せずに育てられたお米となります。
「有機栽培米」は農薬を使用している可能性があるものの、農薬及び肥料において化学肥料を使用していない。
一方、「無農薬米」の場合は、農薬は一切使用していない安心感がある一方、肥料においては、どんなものを使用しているのかわからないといった実態があります。
まとめ
以上のように、育て方の違いのある2つのお米になります。