この記事では、「洋菓子」と「洋生菓子」の違いや意味を分かりやすく説明していきます。
「洋菓子」とは?
小麦粉に砂糖と卵を入れたもので作る西洋の菓子を「洋菓子」【ようがし】といいます。
16世紀、南蛮菓子【なんばんがし】として日本に渡ってきました。
室町時代には海外との貿易が盛んになり、種子島にポルトガル船が来てキリスト教が普及し、ビスケットやカステラといったお菓子が日本中に広まっていきます。
現在では全国でよく食べられるようになり、卵や砂糖、生クリーム、バターといった動物性の材料を使うようになり、クッキー、ボーロ、マフィンといったお菓子もよく食べられるようになりました。
「洋生菓子」とは?
水分が多いため、賞味期限が短い菓子を「洋生菓子」【ようなまがし】といいます。
通常のお菓子よりも卵や牛乳の比率が多く、口当たりがしっとりしているお菓子が当てはまり、製造してから1、2日とかなり短い期間に食べなければならない物が対象になるわけです。
主に、作ってから40%もの水分を含む状態であれば「洋菓子」といい、シュークリームやゼリーといった滑らかな舌触りのお菓子を指します。
主要原料がチョコレートや乳製品、果実といった水分が多いもので作っている菓子を指すのです。
「洋菓子」と「洋生菓子」の違い
「洋菓子」と「洋生菓子」の違いを、分かりやすく解説します。
砂糖や卵、バターといった材料を小麦粉の中に入れて焼いたり、タルトにした甘い物を「洋菓子」といいます。
この「洋菓子」は古代ローマではタルト生地を作ったトゥールトが作られました。
これに砂糖を入れたものを「洋菓子」というのです。
主な種類はアップルパイやロールケーキ、エクレア、スポンジケーキといったものが当てはまります。
もう一方の「洋生菓子」はシュークリームや生クリームを使ったスポンジケーキやババロア、ムースといった水分が「洋菓子」より多いお菓子を指すわけです。
まとめ
似ているようで、水分の比率や舌触り、見た目に違いがあります。
ケーキ屋で比較してみるか、洋菓子を扱う専門サイトを見てみるといいでしょう。