「営業活動」と「事業活動」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「営業活動」と「事業活動」の違いとは?違い

この記事では、「営業活動」「事業活動」の違いを分かりやすく説明していきます。

「営業活動」とは?

「営業活動」とは利益を出すことを目的に商品やサービスを顧客に提供するための活動です。

どのように提供するかは問わず、店舗で商品を並べて販売したり、ウェブサイトを作ってネットからの購入申し込みを受けたり、他の企業や個人を訪ねてこういった物を購入しませんかと交渉するなどの方法が取られます。

どんな形であっても商品やサービスを顧客に販売する活動なら営業活動ですが、逆に商品を用意するための仕入れや製造などの販売以外の段階は営業活動に含まれません。


「事業活動」とは?

「事業活動」とは企業が利益を生み出すために行われるすべての活動です。

利益を直接生む商品を客に販売する段階も当然含みますが、販売する商品の仕入れも含みますし、製造や加工も手掛ける企業であればその製造や加工も事業活動の一部になります。

そのため最終的には商品の販売やサービスの提供によって利益に繋がりますが、物を仕入れて運ぶだけのような直接的には利益を生まない活動も含まれる言葉です。


「営業活動」と「事業活動」の違い

「営業活動」「事業活動」の違いを、分かりやすく解説します。

商品やサービスを顧客に提供しその対価として金銭を得る行為が「営業活動」で、企業として利益を出すために行われる全ての行為が「事業活動」です。

企業が利益を出すため大まかに商品を用意しそれを提供販売するという工程が必要ですが、「営業活動」は販売の部分だけを指し「事業活動」は販売だけでなく用意の部分も含める言葉と言えます。

まとめ

直接売上を出すために商品やサービスを提供したりその交渉をするのが「営業活動」で、「事業活動」はそういった商品やサービスの提供だけでなく提供するための用意や準備までを含む一連の流れ全体を指す言葉になります。

企業の経済活動を極端に簡略化すると仕入れと販売の二工程にまで省略できますが、販売だけを指すのが「営業活動」で仕入れも販売も含めるのが「事業活動」です。

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