この記事では、「午前0時」と「正子」の違いを分かりやすく説明していきます。
「午前0時」とは?
12時制と24時制で使い分ける時刻表現の一種です。
12時制では、時刻の前に午前・午後を付けて、0〜12の数字で時刻を表示します。
その一方で、24時制では、「時間:分」という形式で、00:00からの経過時間を表記します。
24時制では、0時(00:00)は1日の始まりの時刻、24時(24:00)は1日の終わりの時刻を表します。
そして、24時は翌日の始まりの時刻でもあります。
つまり、24時は翌日の0時と同時刻です。
「正子」とは?
真夜中の0時にあたる太陽が地平線よりも下方の天球上の地点において子午線を通過する時刻のことを意味する言葉として定義されることになります。
この言葉は、もともとは、十二支における動物の名前に由来する言葉であると考えられます。
十二支と時刻との対応関係においては、24時制において日付が変わる深夜0時をはさむ時間にあたる23時から1時までの2時間が十二支の子が司る時間として位置づけられたうえで、1日を構成している24時間が子の刻から亥の刻までの12の時間の領域へと等しく分割されています。
「午前0時」と「正子」の違い
「午前0時」と「正子」の違いを、分かりやすく解説します。
「午前0時」と「正子」は、どちらも真夜中の時刻を表す言葉ですが、違いがあります。
「午前0時」は、午前と午後の境界である「正午」の12時間後の時刻です。
つまり、午前の始まりとも言えます。
その一方で、「正子」は、十二支の「子」の正刻という意味で、太陽が真下にある時刻です。
つまり、夜の真ん中とも言えます。
「午前0時」の例文
・『今日は午前0時から仕事が始まります』
・『午前0時になったら、新年を祝いましょう』
「正子」の例文
・『正子の時刻は、太陽暦と月暦ではずれていることがある』
・『正子に近づくにつれて、緊張感が高まっていった』
まとめ
「午前0時」と「正子」はどちらも同じ時刻を表しますが、使い方やニュアンスが異なります。
「午前0時」は24時間制の時刻表現で、その日の始まりを示します。
その一方で、「正子」は太陽が地平線下で子午線を通過する時刻を意味します。
十二支の子の刻に当たるので、正子と呼ばれます。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。