この記事では、「互い違い」と「交互」の違いを分かりやすく説明していきます。
「互い違い」とは?
二つのものが一つおきに置かれることや、双方が入れ替わることを表す言葉です。
例えば、赤と青のボールが互い違いに並んでいるというときは、赤、青、赤、青というように一つおきに並んでいることを意味します。
また、太郎と花子が互い違いに動くというときは、太郎が動いたら花子が止まり、花子さんが動いたら太郎が止まるというように入れ替わりながら動くことを意味します。
このように、「互い違い」は、二つのものが一定のパターンで交わることを表します。
「交互」とは?
代るがわるすることを表す言葉です。
例えば、太郎と花子が交互に話すというときは、太郎が話したら花子が話し、花子が話したら太郎が話すというように、順番に話すことを意味します。
また、日曜日と月曜日が交互に休みだというときは、日曜日が休みだったら月曜日は仕事で、月曜日が休みだったら日曜日は仕事というように、休みと仕事がかわるがわるになることを意味します。
このように、「交互」は、二つのものが順番に繰り返されることを表します。
「互い違い」と「交互」の違い
「互い違い」と「交互」の違いを、分かりやすく解説します。
「互い違い」と「交互」の違いは、「互い違い」は、二つのものが一つおきに置かれることや、双方が入れ替わることを表し、「交互」は、二つのものが順番に繰り返されることを表すという点にあります。
また、「互い違い」は、二つのものが同時に存在することが多く、「交互」は、二つのものが時間的に分かれることが多いという傾向があります。
「互い違い」の例文
・『男性と女性が互い違いに座る』
・『赤と青のペンを互い違いに並べる』
「交互」の例文
・『二人で交互に歌う』
・『左手と右手を交互に上げる』
まとめ
「互い違い」と「交互」は、どちらも「互い」の字が共通していますが、意味は異なります。
「互い違い」は、二つのものが一定のパターンで並んでいる状態を表し、「交互」は、二つのものがかわるがわる行動することを表します。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。