この記事では、「ペニーローファー」と「コインローファー」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ペニーローファー」とは?
サドルストラップが付いているデザインがお洒落で、品の良さをかもし出す靴が「ペニーローファー」です。
この靴が誕生したのは1936年で、米国のG. H. Bass社が発売した靴でした。
名前の由来は硬貨をストラップに挟めたところからこのような名前が付けられたのです。
最初はローファー・シューズと呼ばれていた靴のベルト部分に、1セントを挟んだことで「ペニーローファー」と呼ぶようになりました。
また、甲革の部分に空気を取り込んで中が蒸れにくくなるベルトが付いているといった工夫がされています。
「コインローファー」とは?
同じくG. H. Bass社が開発して販売したローファーの原型ともいうべき「コインローファー」は、職場や学校にも履いて行ける無難なデザインが幅広く受け入れられている革靴です。
甲の部分に切り込みが入っているのが特徴的で、この部分にコインを挟み込んだことから名づけられた靴です。
靴紐がないため結ぶ手間がないので忙しい会社員や学生にも最適ですし、無難な見た目は古風で真面目に見えるところがいいと支持されます。
また、ヒールも1cm程度と低いのでつま先に負担をかけずに長時間歩けますし、幅広タイプはゆったり履けるのが魅力的です。
「ペニーローファー」と「コインローファー」の違い
「ペニーローファー」と「コインローファー」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらもさっと履けて、すぐ脱げる革でできた靴を指しますが、切り込みがアッパー部に入っているのが「ペニーローファー」といいます。
その昔、米国の学生が1ペニーを挟んだことがきっかけで「ペニー」を付けて呼ぶようになりました。
もう一方の「コインローファー」はサドル部分に切り込みが入っていてヒールが低く、幅が比較的ゆっくり余裕がある革靴です。
長時間履いて歩けるデザインの革靴であるため小指が痛くなったり、踵部分がひどく擦れるといったこともありません。
この2つの革靴は見た目も素材に違いはありませんが、呼び方がその場所によって違ってきます。
まとめ
どちらもほぼ同じ革製の靴を指すものですが、場所によって呼び方の違いがありますので、画像や靴屋などで異なる点を見比べてみるといいでしょう。