最近、自宅でも育てられるようになっている植物の一つに「ヘデラ」というものがあります。
凹凸のある壁面などにも絡まって「ツタの絡まる」状況を作ってくれることが、好まれるおおきな理由です。
それでは、この「ヘデラ」とはどういう意味でしょうか。
また、「アイビー」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「ヘデラ」と「アイビー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヘデラ」とは?
「ヘデラ」とは、「Hedera helix」という学名を持つ、セリ目、ウコギ科のつる植物のことです。
「ヘデラ」というのは学名の一部ですが、もともとは「ツタ」のことなので、その意味では「ツタ」の類の植物は「ヘデラ」と呼んでよいことになります。
「アイビー」とは?
「アイビー」とは、セリ目、ウコギ科のつるで伸びる植物の通称で、主にヨーロッパに多く自生している日本名「セイヨウキズタ」のことです。
アメリカの北部にある8つの名門私立大学の呼称である「アイビー・リーグ」の名前としても有名です。
アメリカの古い大学では校舎に「アイビー」が絡まっている様が有名で、この名前はそこから来ています。
この8つの大学はみな難関大学と位置づけられていますが、そのなかでもトップと言えるのが「ハーバード大学」です。
「ヘデラ」と「アイビー」の違い
「ヘデラ」と「アイビー」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの言葉は、結論から言えば全く同じもので、主に観賞用に育てられているつるで伸びる植物のことです。
前述のように、「ヘデラ」はこの植物の学名(の一部)であり、「アイビー」は昔からの通称です。
まとめ
この記事では、「ヘデラ」と「アイビー」の違いを、解説してきました。
「アイビー」のことを日本でも「ヘデラ」と呼ぶようになったのは、もちろん前述のとおり学名がそうであるからですが、もうひとつの要因としては「アイビー」というとなんとなく古臭い印象を持たれるから別の言い方が広まったという側面もあります。