この記事では、「ボストンテリア」と「フレンチ・ブルドッグ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ボストンテリア」とは?
「ボストンテリア」は、アメリカのボストン原産の短頭種の小型犬です。
19世紀にイングリッシュ・ブルドッグとホワイト・テリアーをかけ合わせて作られました。
「ボストンテリア」は、口吻が短い短頭種、いわゆる鼻ペチャな顔立ちをしており、顔はブルドッグに似ています。
また、体長は28cm〜38cm、体重は7kg〜9kgとコンパクトで、テリアらしいスリムな体形とブルドッグの筋肉質なところを持ち合わせた体形をしています。
毛色はボストンカラーと呼ばれるタキシードを着たような白と黒の模様で、その外見から「アメリカの紳士」とも呼ばれます。
性格は活発で遊び好き、人なつっこく飼い主に忠実です。
「フレンチ・ブルドッグ」とは?
「フレンチ・ブルドッグ」はフランス原産の短頭種の中型犬です。
19世紀にフランスでイギリス原産のブルドッグを品種改良して作り出されました。
「フレンチ・ブルドッグ」はブルドッグと同様に頭が大きくて鼻ペチャな顔立ちをしており、胴体と脚は筋肉質でがっちりしています。
体高は26cm〜31cm、体重8〜13kgで、大型犬のブルドッグをひと回り小さくした大きさです。
毛色は黒にさし色の入ったブリンドルが一般的で、そのほかにクリーム、明るい茶色で顔が黒くなるフォーンなど、さまざまな色があります。
性格は人なつっこく遊び好きで、ブルドッグと同様に温厚です。
「ボストンテリア」と「フレンチ・ブルドッグ」の違い
「ボストンテリア」と「フレンチ・ブルドッグ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ボストンテリア」と「フレンチ・ブルドッグ」はどちらもブルドッグの血を引く短頭種の犬種であり、見た目がよく似ているため、見分けがつかないことも少なくありません。
ただし、名前を見て分かるように「ボストンテリア」はボストン原産でテリアの血を引く犬種、「フレンチ・ブルドッグ」はフランス産でブルドッグの血を引く犬種であるところに、はっきりした違いがあります。
また「ボストンテリア」の毛色は白と黒のボストンカラーですが、「フレンチ・ブルドッグ」の毛色はバラエティに富んでいるところも異なります。
顔立ちは同じような顔立ちをしていますが、耳の先端は「ボストンテリア」のほうがとがっているという違いもあります。
大きさも「ボストンテリア」の方が少し小さめです。
まとめ
「ボストンテリア」と「フレンチ・ブルドッグ」は、どちらもブルドッグを品種改良して作られた犬種で、愛嬌のある風貌はお互いにそっくりです。
ただし、交配の組み合わせが違っているため、毛色や体の大きさなどに違いが出ています。
よく観察してみると違いに気付けるでしょう。