この記事では、「暗中模索」と「試行錯誤」の違いを分かりやすく説明していきます。
「暗中模索」とは?
「暗中模索」は「あんちゅうもさく」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「光がなく見えない状態で、手探りしてあれこれ探し求めること」という元の意味です。
2つ目は転じて「手がかりがない状態で、様々なことを試すこと」という意味です。
「暗中模索」の言葉の使い方
「暗中模索」は「暗中」と「模索」が組み合わさった四字熟語です。
「暗中」は「光のない闇の中」という意味、「模索」は「手探りでさがすこと」という意味、「暗中模索」で「光のない闇の中で、手探りでさがすこと」になります。
転じて「まだはっきりしていないことを、あれこれと推察して試しながら追求していくこと」にも使われています。
「試行錯誤」とは?
「試行錯誤」は「しこうさくご」と読みます。
意味は「様々な方法を何度も試して、失敗を積み重ねながら正解や正しいやり方を発見していくこと」です。
「試行錯誤」の言葉の使い方
「試行錯誤」は「試行」と「錯誤」が組み合わさった四字熟語です。
「試行」は「試しにやってみること」「同じ条件のもとで繰り返し行われる実験や観測のこと、偶然的な結果を計測することが多い」という意味、「錯誤」は「間違うこと」認識と事実が一致しないこと」という意味、「試行錯誤」で「間違いながら試しにやってみること」になります。
「暗中模索」と「試行錯誤」の違い
「暗中模索」は「光のない闇の中で、手探りでさがすこと」、転じて「まだはっきりしていないことを、あれこれと推察して試しながら追求していくこと」です。
「試行錯誤」は「間違いながら試しにやってみること」です。
「暗中模索」の例文
「暗中模索」の例文は以下の通りです。
・『事件は暗中模索の状態だ』
・『起業したばかりでまだ暗中模索している』
・『どうしたら集客数がアップするかを暗中模索する』
「試行錯誤」の例文
「試行錯誤」の例文は以下の通りです。
・『試行錯誤の末考え出したメニューです』
・『試行錯誤を繰り返し商品化につなげる』
・『ミスを減らすために試行錯誤している』
まとめ
今回は「暗中模索」と「試行錯誤」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。