「PMS」と「PMDD」の違いとは?分かりやすく解釈

「PMS」と「PMDD」の違いとは?違い

この記事では、「PMS」「PMDD」の違いを分かりやすく説明していきます。

「PMS」とは?

PMSとは月経の数日前から体に生じる様々な不調のことをいいます。

下腹部に痛みを感じたり、頭痛やめまい、乳房の張りなどを感じることもありますし、気分が落ち込んだりイライラしたりする精神的な症状が出ることもあります。

月経が始まると徐々に症状が改善していくことが多いです。

PMSはPremenstual Syndromeの略で、月経前症候群とも呼ばれています。

PMSはホルモンバランスの変化で起こると考えられていますが、その原因ははっきりしていません。


「PMDD」とは?

PMDDとはPremenstrual Dysphoric Disorderの略で、月経前不快気分障害ともいいます。

PMSのうち精神的な症状が重い場合を指しており、抑うつ症候群の1つと考えられています。

感情の起伏が激しくなってしまったり、些細なことで泣いてしまう、自己否定感が強くなって何もする気が起きないなどが主な症状として挙げられます。

日常生活に支障をきたし、人間関係に悪影響を及ぼすこともあります。


「PMS」と「PMDD」の違い

PMDDはPMSの一種で、特に精神的な症状が重い場合をいいます。

PMSには様々な症状があり、大きく分けると身体的な症状と精神的な症状があります。

気分の落ち込みがひどくて死にたくなってしまったという場合には精神的な症状が重いので、PMDDになります。

また、下腹部痛がひどくて起き上がれないという時は日常生活に支障をきたすほどの重症ですが、身体的な症状なのでPMDDではなくPMSに該当します。

症状が重いかどうかは人によって感じ方が異なるので、PMSとPMDDを明確に区別するのは難しいです。

まとめ

PMSは月経前に体に不調が生じることで、PMDDもその1つです。

PMSのうち精神的な症状が重いものがPMDDになります。

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