この記事では、「二杯酢」と「三杯酢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「二杯酢」とは?
二杯酢は、にはいずと読むべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事となるでしょうが、2つの杯の量という意味を持つ二杯の文字に、酢酸を含んだ調味料といった意味の酢の文字を付け加える事により成立した言葉となっています。
以上の事から二杯酢は、酢に醤油を加えた合わせ酢を示すのです。
「二杯酢」の言葉の使い方
二杯酢は、基本的に酢と醤油を混ぜて作る合わせ酢という意味で用いられる言葉となっています。
酢と醤油の割合は1対1であり、それらを1杯ずつ加えて2杯にするという意味から二杯酢と呼ばれる様になったのです。
ただし最近では、酢と醤油に、出汁を混ぜたものに対しても二杯酢という言葉が駆使されています。
「三杯酢」とは?
三杯酢は、さんばいずと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば明らかな事ですが、3つの杯の量という意味の三杯の漢字に、酢酸を含んだ酸味のある調味料といった意味がある酢の漢字を付け足す事により完成した言葉となっています。
そのため三杯酢は、酢に醤油とみりんを混ぜて作った、合わせ酢を表すのです。
「三杯酢」の言葉の使い方
三杯酢は、酢に醤油とみりんを混ぜ合わせて生み出された合わせ酢に対して使われる言葉となっています。
酢と醤油、みりんをそれぞれ、杯の1ずつの割合で合わせた事から、この三杯酢という呼び名が使用される様になったと言われているのです。
「二杯酢」と「三杯酢」の違い
二杯酢と三杯酢の漢字表記を見比べれば、最初の漢字が二と三という違いがある事に気付けます。
所が他の2文字の漢字は同じで、どちらも合わせ酢を意味する言葉です。
とはいえ二杯酢は、酢に醤油を加えて作る合わせ酢を示します。
一方の三杯酢は、酢に醤油とみりんを加えて作る合わせ酢を表すのです。
まとめ
2つの言葉は共通する漢字がある上に、どちらも合わせ酢を指し示す言葉となっています。
もっとも二杯酢は、酢と醤油を1対1の分量で混ぜ合わせた合わせ酢に対して用いるべき言葉です。
対する三杯酢は、酢と醤油、みりんをそれぞれ1ずつの割合で混ぜ合わせた合わせ酢に対して使われる言葉となります。