この記事では、「若作り」と「若々しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「若作り」とは?
「若作り」は「わかづくり」と読みます。
意味は「実際の年齢よりも若く見える様な化粧や服装をすること」です。
明らかに年齢が上の人が、より若い世代のファッションをすることです。
多くの場合、努力しているか不自然に見える様子を表します。
「若作り」の言葉の使い方
「若作り」は名詞・形容動詞として「若作りだ・である」「若作りする」などと使われます。
「若」は「生まれてからの年齢や経験が少ない」「他の人にくらべて、年齢が下である」という意味、「作り」は動詞「作る」の連用形が名詞化した言葉で「新しいものごと・状態を生みだす」「まとまりのあるものや意味のあるものに仕上げる」という意味、「若作り」で「実際の年齢より下に見える様に仕上げること」になります。
年齢に見合わない見た目をしている様子に使われ、ほめ言葉ではありません。
「若々しい」とは?
「若々しい」は「わかわかしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「いかにも若く見える様子」という意味です。
2つ目は「未熟で幼いこと」という意味です。
「若々しい」の言葉の使い方
「若々しい」は形容詞として使われたり、副詞として「若々しく」と使われたり、名詞として「若々しさ」と使われたりします。
「若」は「生まれてからの年齢や経験が少ない」「他の人にくらべて、年齢が下である」という意味、同じ語を2つ重ねることで意味を強調しています。
「はつらつとしている」「生き生きとしている」というニュアンスがあり、ほめ言葉として使われます。
「若作り」と「若々しい」の違い
「若作り」は「実際の年齢より下に見える様に仕上げること、年齢に見合わない様子」です。
「若々しい」は「いかにも若くはつらつとしている様子、ほめ言葉」です。
「若作り」の例文
「若作り」の例文は以下の通りです。
・『彼女は年齢の割に若作りだ』
・『合コンに若作りして参加する』
「若々しい」の例文
「若々しい」の例文は以下の通りです。
・『子供と遊ぶと若々しいエネルギーを感じる』
・『若々しい声で返事する』
まとめ
今回は「若作り」と「若々しい」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。