この記事では、「拝察いたします」と「お察しいたします」の違いを分かりやすく説明していきます。
「拝察いたします」とは?
「拝察いたします」の「拝察」は「はいさつ」と読みます。
「拝察」は他人の事情や心中を思いやること推し量ることをへりくだっていう語になります。
つまり、「拝察いたします」とは、相手の事情や心中、気持ちを察しています、わかっています、といった意味になります。
使い方としては、「ご心労拝察いたします」や「ご苦労拝察いたします」などになります。
言い換えれば、「ご推察いたします」や「見てとれます」などになります。
「お察しいたします」とは?
「お察しいたします」の「お察し」とは、他人の事情や心中を思いやること推し量る人を敬っていう語です。
つまり、「お察しいたします」とは、相手の事情や心中、気持ちを察しています、わかっています、といった意味になります。
使い方としては、「心中お察しいたします」や「胸中お察しいたします」などとなります。
言い換えれば、「お見受けいたします」や「推察いたします」などになります。
「拝察いたします」と「お察しいたします」の違い
「拝察いたします」と「お察しいたします」の違いを、分かりやすく解説します。
「拝察いたします」と「お察しいたします」は、どちらも、同じ意味を持つ言葉です。
また、どちらもビジネスシーンに適した言葉になりますが、この2つの言葉を比較した場合は「拝察いたします」の方がより丁寧な言葉遣いになるといった違いがあります。
「拝察いたします」の例文
・『ご苦労拝察いたしますが、できれば、早いうちにお返事頂ければと思います』
・『お忙しい日々をお送りと拝察いたしますが、どうぞ、お体にはお気を付けください』
「お察しいたします」の例文
・『息子様の件でご心配のこととお察しいたしますが、どうか、ご自身のお体もお大事にしてください』
・『ご事情はお察しいたしますが、期日までに納品をお願い致します』
まとめ
以上のように、同じ意味を持ち、どちらもビジネスシーンに適した表現方法となります。
