「競い合う」と「張り合う」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「競い合う」と「張り合う」の違いとは?違い

この記事では、「競い合う」「張り合う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「競い合う」とは?

お互いに先着を争ったり、戦ったり、口論したりすることを言います。

実力が同じくらいの者同士が、目標に向かって互いに抜きつ抜かれつを繰り返したり、相手に対して負けじと自己主張したりすることを表します。

どちらの場合も、相手と優劣を争うという意味があります。


「張り合う」とは?

お互いに譲らない状態や、負けたくないと思って争うことを言います。

意地を張り合ったり、同じ目標に向かって競い合ったりすることを表します。

どちらの場合も、両方面から同じ位の力で引き寄せられている状態という意味があります。


「競い合う」と「張り合う」の違い

「競い合う」「張り合う」の違いを、分かりやすく解説します。

「競い合う」「張り合う」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「競い合う」「張り合う」の違いとしては、「競い合う」は、動的な争いを、「張り合う」は、心理的な争いを表すという点です。

また、「競い合う」は、相手との差をつけようとするというニュアンスがありますが、「張り合う」は、相手と同じレベルになろうとするというニュアンスがあります。

「競い合う」の例文

・『彼は同僚と昇進を競い合う日々を送っている』
・『成長というのは、競い合う中から育むことが可能だ』

「張り合う」の例文

・『彼らは互いに意地を張り合うので、全く和解できない』
・『彼女はライバルと張り合う日々に辟易としていた』

まとめ

「競い合う」は、お互いに先着を争ったり、戦ったり、口論したりすることを意味します。

その一方で、「張り合う」は、お互いに譲らない状態や、お互いに負けたくないと思って争うことを意味します。

つまり、「競い合う」は動的な争いを、「張り合う」は心理的な争いを表します。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。

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